福祉施設への看護師の転職理由

以前勤めていた福祉施設では、
人員配置基準上正看護師若しくは准看護師の配置が義務付けられていましたが、
開設当初からなかなか応募者がおらず、
人材募集担当者はいつも頭を抱えている状況でした。
福祉施設では資格者の配置基準を満たしていないと報酬が減額されてしまい、
報酬の減額により必要な人員が雇えなくなり、
福祉サービスの利用者への影響が出ないようにする為に、
人事担当者は年に2回スタッフの近親者や友人の看護資格を持っている方を
紹介してもらうキャンペーンを行っていました。
そのような中、ハローワークからの別の職種への応募で
看護師資格を持っている方がいて、
事前に連絡すると転職理由は面接時に説明しますとのことでした。

その方からは面接当日に履歴書を受け取り、上司と面接に望みました。
面接では看護師として長く病院勤務をしているようなので
転職理由を当然お伺いすることになりました。
その方は福祉施設に興味がある、夜勤等は体力的に難しい、
家族が介護が必要になるかもしれないので家から近い職場が良いと言う話を伺い、
私たちとしても待ちに待った看護師なのでその場ですぐに採用することを伝え、
勤務内容や報酬の話になりましたが、その方は時間給で働きたいとの申し出をしてきました。

看護師としての仕事はもうなるべくしたくないと考えていますと言われ、
もちろん私達も理由を聞きました。
その方は福祉施設での障害者や認知症高齢者とのコミュニケーションに自信がないので
慣れるまで他の方と同じように介護員として働きたいとのことでした。
前の職場で人間関係に悩んでいたとのことで、
その事を転職理由にすると採用してもらえないかもしれないと考えていたと話してくれました。
私たちはその方の看護師のスキルを生かしてほしいので、
通院の付き添いなどは他のスタッフも同行する等、
出来るだけその方が早く慣れるよう配慮した勤務にするとして正採用しました。

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